2016年10月より発足する血管形成研究チームは血管発芽における血管内皮細胞の動態と協調に関わる基本メカニズムを研究します。私たちはゼブラフィッシュをモデル系に用いて、ライブイメージングなどの先端的な観察技術や遺伝学、薬理学の手法を駆使して血管発生のプロセスを観察し、力学機構、分子メカニズムなどの本質な理解をめざします。研究員には以下のプロジェクトのいずれかに参加していただきます。
1)血管内皮細胞運動における力の発生と血管形成における役割の解明
2)血管内皮におけるアクチン-ミオシン系の制御機構
3)血管における管腔形成の分子メカニズム解明
参考文献: | ||
1. | Gebala V, Collins R, Geudens I, Phng LK* and Gerhardt H*. Blood flow drives lumen formation by inverse membrane blebbing during angiogenesis in vivo. NATURE CELL BIOLOGY 18 (4), 443 - 451 (2016). *equal contribution |
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2. | Phng LK, Gebala V, Bentley K, Philippides A, Wacker A, Mathivet T, Sauteur L, Stanchi S, HG Belting, Affolter M, Gerhardt H. Formin-mediated actin polymerization at endothelial junctions is required for vessel lumen formation and stabilization. DEVELOPMENTAL CELL 32, 123 -132 (2015). |
【募集職種】研究員
【募集人数】若干名
【職務内容】血管形成における細胞運動の理解を目指す意欲ある研究員を募集します。小型魚類、細胞生物学、ライブイメージングなどの経験のある方を歓迎します。先端的なイメージング技術と画像解析手法に強い関心をもっている方が望ましいです。研究上の議論、セミナー発表を英語で行えることが必要です。
博士号取得者または着任までに取得見込みの方
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(兵庫県神戸市ポートアイランド内)
単年度契約の任期制職員で、評価により最長5年まで再契約可能。
給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、通勤手当、住宅手当の支給有り。社会保険の適用有り。
理研共済会(互助組織)に要入会
休日は、土日、祝日、年末年始(12/29-1/3)、当研究所設立記念日
その他、当研究所規程による。
※理化学研究所は、女性も男性も1人1人が能力を発揮できるよう様々な取組を行い、男女共同参画を推進しています。
http://www.riken.jp/careers/gender/
【提出書類】
(1)履歴書(様式自由、写真貼付、メールアドレス明記)
(2)研究業績一覧
(3)現職の所属長を含む推薦書2通
(現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、第3者による推薦書)
※ 応募書類は、全て英語で作成してください。
【応募締切日】 適任者が決定次第、締め切り
書類選考、および面接
平成28年10月1日以降、応相談
個人情報
提出していただいた書類は、理化学研究所個人情報保護規程に則り厳重に管理し、採用審査の用途に限り使用されます。
これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
研究内容についての問い合わせ
血管形成研究チーム チームリーダー Li-Kun Phng, PhD.
E-mail:likun.phng[at]ncvc.go.jp([at]を@に変えてメールしてください)
書類送付先
〒650-0047 神戸市中央区港島南町2-2-3
理化学研究所 神戸事業所 研究支援部 人事課 採用担当宛
※封書に「血管形成研究チーム 研究員 応募書類在中」と朱書き願います。
応募書類は返却できませんので予めご了承下さい。
E-mail:kobe-jobs[at]riken.jp([at]を@に変えてメールしてください)